脂肪萎縮性糖尿病とは

脂肪萎縮性糖尿病とは、先天的あるいは後天的に、脂肪組織が全身あるいは部分的に欠落、萎縮することでさまざまな症状を引き起こす、脂肪萎縮症(脂肪ジストロフィー)という比較的稀な病気により引き起こされる症状のひとつで、治療がきわめて難しい病気です。

この治療に関するニュースを紹介すると、iPS(人工多能性幹)細胞など幹細胞を用いた医療を目指す京都大医学部付属病院iPS細胞・再生医学研究会の第1回研究会が2010年1月15日、京都市左京区の芝蘭会館で開かれ、難病患者の細胞から作ったiPS細胞の医療応用や安全性確保のための研究が報告され、中尾一和・京大病院教授は、iPS細胞から脂肪細胞や血管を作る細胞への分化に成功したことを報告。脂肪萎縮性糖尿病患者への細胞移植医療に向け、安全性と有効性を検討するとともに、インスリンを分泌する膵β細胞への分化研究を進め、糖尿病の画期的治療法を実現する意気込みを示したとのこと。

早期の実現を期待します。