妊娠糖尿病

妊婦の糖尿病と赤ちゃんへの影響

妊婦の糖尿病は年々増加しているといわれています
妊婦は脂肪分の多い食事と運動不足から糖尿病にかかりやすくなり、また体質的にも血糖値が上昇しやすくなります。

妊娠初期に血糖値が高いと、生まれてくる赤ちゃんが心臓などに先天異常が発生する割合が高くなるとのことです

赤ちゃんに先天異常がある確率は、通常1~2%ですが、糖尿病と診察された妊婦が出産したケースでは約5%という非常に高い結果が出ています。

出産適齢期の女性は妊娠前後に血糖値測定検査を受けることをおすすめします。

 



妊娠糖尿病の治療法

妊娠糖尿病妊娠性糖尿病)は妊娠中に起こる病気ですが、出産後には自然に治ることが多い病気といわれています。
しかし、出産後にも糖尿病症状が継続する場合は適切な治療が必要となります。妊娠中であっても出産に弊害が出てくるため早期の治療が大切です。
妊娠糖尿病の主な治療法食事療法運動療法、そして薬による血糖値のコントロールです。

食事療法
糖分のとりすぎなどで高血糖の状態になっていることから、甘いものの摂取を控えること。
なるべく和食などの低カロリー食を心がけ、栄養バランスが偏らないように注意すること。

血糖値が上がらないように気をつけながら生活する」という点では普通の糖尿病と同様です。

運動療法
運動といっても、激しい運動は妊娠糖尿病の場合には逆効果。ウォーキングなど、じっくりと取り組める運動になります。ウォーキングは有酸素運動であり、無理なく取り組めるほか、カロリーを程よく消費します。妊婦糖尿病だけでなく一般の糖尿病治療にも推奨されています。