「世界糖尿病デー」というのがあります

 11月14日は、糖尿病の予防や検診を呼びかける「世界糖尿病デー」とされています。

 この日は、国連が2006年、インスリン発見者の誕生日である11月14日にちなんで定めたものです。

 この「世界糖尿病デー」には、建物などをシンボルカラーの青色に光らせる「ブルーライトアップ」が世界各地で行われます。2008年の2回目には、世界約740カ所、国内約50カ所がライトアップされるとのこと。

それにしても国連が定めるくらいですから、糖尿病は世界中で代表的な病気という位置づけになったというわけです。

実は、世界の成人の約5~6%が糖尿病をを抱えているとのこと。2025年には3億8, 000万人(2007年と比較し64.7%増加)に達すると予想されています。

中でも特にアジア、中東、アフリカ、南アメリカでは2倍になるとのこと。糖尿病はA I D Sと同じくらいの死者が出ており、糖尿病により発病する合併症による死亡合わせれば更に多くなります。

そこで国連は、国際糖尿病連合(約150カ国が加盟)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会議で採択し、11月14日を「世界糖尿病デー」に指定。
世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進することを呼びかけた、ということです。