糖尿病の体質を示す遺伝子

糖尿病患者の約95%を占める2型糖尿病。
その発症のしやすさに強く関わる遺伝子を、日本の2つのグループが各々の研究で突き止めて同時に発表しました。
その研究グループは「国立国際医療センター」と「理化学研究所」。
日本人を対象に研究し突き止めたとのことです。

特定した遺伝子の名は「KCNQ1」といい、これまでは、心臓の筋肉の動きに重要であることが知られていました。
この遺伝子の塩基配列がわずかに違うと2型糖尿病の発症が1.3~1.4倍に高まったとのこと。

これまで、2型糖尿病に関連する遺伝子は、欧米人対象の解析によりいくつか見つかっていたものの、アジア人で特定されるのは初めてとのことで、今後は予防や治療法の開発が期待されるようです。