低血糖とは

高血糖状態が続く糖尿病の治療では、血糖を下げる飲み薬やインスリンを使うわけですが、これが効き過ぎることで血糖が下がり過ぎるのが「低血糖」です。

高い血糖を下げるために薬やインスリンを使うのですが、人が必要とするインスリンは、食べ物や運動量などにより変化します。あまりインスリンを必要としないときに血糖を下げる作用が効き過ぎると、低血糖になってしまいます。

低血糖になるということは、体を動かすためのエネルギー源となるブドウ糖が体のすみずみに運ばれないことになります。

そして、次のような症状が現れます。

発汗、手足のふるえ、動悸、不安感、吐きけ、空腹感、霧視
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集中力の低下、脱力、眠気、めまい、疲労感、ろれつが回らない、

物が二重に見える、空腹感、霧視
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意識障害
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低血糖昏睡

ブドウ糖など甘いものを携帯し、低血糖を感じたら服用し一休みし回復を待つようにしましょう。